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Ymobileは本当に安いのか 最新の料金プランやサービスを確認してみた

YmobileはSoftbankのサブブランドであり、格安SIMと言われていますが、実際はブランド名が異なるだけでSoftbankが自らサービスを提供しているため通信速度やサービスの品質は申し分ない内容になっています。

そのため、気になるのは「Ymobileは本当に安いのか」、「使い物になるのか」というところです。

そこで本記事では、最新のYmobileの料金プランやサービスを実際に契約してみての使用感も含めて解説します。

Ymobileの料金プラン

Ymobileは2023年に新プランとして「シンプル2」プランを提供開始しました。競合会社とほぼ同じ料金設定であるにも関わらず、追加料金なしで「LYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)」が使えるのでとてもお得です。

LYPプレミアムは有料のLINEスタンプの一部(LINEスタンプ プレミアム ベーシックコースのアイテム)が利用できるようになったので、従来のYahoo!プレミアムよりもお得になっているのがうれしいですね!

シンプル2プラン構成は下記の通りS、M、Lプランとなり、最低維持費は1,078円まで落とせるのでまさに格安SIMのような価格を実現できます。そのうえ、データ通信容量を最大で30GBまで増量できるので幅広いユースケースに対応できるプラン構成となります。余ったデータ通信容量は翌月に繰り越すことが可能です。

プラン名最低維持費データ通信容量
Sプラン1,078円4GB
Mプラン1,980円20GB
Lプラン2,980円30GB

後述する増量オプションを契約すれば、安価にデータ通信容量を上乗せできるのでコスパの良いプランともいえます。

本項ではそれぞれの料金プランについて解説します。

Sプラン

Sプランの概要

  • 最低維持費:1,078円/月
  • データ通信容量:4GB
  • 通話料金:22円/30秒

Sプランはメールやネット利用がメインのユーザー向けです。基本料金は割引を最大限に適用すると最低税込1,078円/月まで落とせます。通話した場合は別途料金が発生します。

割引を何も適用しない場合は基本料金は2,365円/月ですが、下記の通りPayPayカード払いやおうち光セット割、家族割引サービスの適用で割り引かれるので最低維持費に落とすのは比較的容易です。

最低維持費備考
基本料金2,365円
おうち光セット(A)-1,100円家族割引サービスと併用不可
家族割引サービス-1,100円おうち光セット(A)と併用不可
PayPayカード割-187円
割引後1,078円

各割引については後述していますのでご参考ください。

個人的にYmobileを契約するならこのプランが最もおすすめと言えます。何故ならYmobileに求めるのは「安さ」だからでしょう。データ通信容量が4GBしかないのでやりくりが必要ですが、後述する「増量オプション」を付ければ6GBになるのでモバイルデータ通信環境で動画を見ない限りはまず上限に行かない水準になります。

Mプラン

Mプランの概要

  • 最低維持費:2,178円/月
    ※データ通信容量1GB未満の場合は1,078円/月
  • データ通信容量:20GB
  • 通話料金:22円/30秒

Mプランは外出先でも動画を見たいユーザー向けです。基本料金は割引を最大限に適用すると最低税込2,178円/月まで落とせます。通話した場合は別途料金が発生します。

割引を何も適用しない場合は基本料金は4,015円/月ですが、下記の通りPayPayカード払いやおうち光セット割、家族割引サービスの適用で割り引かれるので維持費を落とすのは比較的容易です。

また、Mプランは月間通信容量が1GB未満だと下表に加えて料金が-1,100円の割引される仕組みもあるので、最低維持費は1,078円にもでき、意外とフレキシブルに対応できるプランでもあります。

最低維持費備考
基本料金4,015円
おうち光セット(A)-1,650円家族割引サービスと併用不可
家族割引サービス-1,100円おうち光セット(A)と併用不可
PayPayカード割-187円
割引後2,178円家族割引の場合は2,728円

各割引については後述していますのでご参考ください。

個人的にこのプランは外出先で動画を沢山見たいならおすすめできます。20GBもあれば余程ずっと動画再生していない限りは上限に達することはありません。もちろん、超高画質動画などデータ通信量が大きいものを見るのには適していません。

Lプラン

Mプランの概要

  • 最低維持費:3278円/月
    ※データ通信容量1GB未満の場合は1,078円/月
  • データ通信容量:30GB
  • 通話料金:22円/30秒

Mプランは外出先でもヘビー使いたいユーザー向けです。基本料金は割引を最大限に適用すると最低税込3,278円/月まで落とせます。通話した場合は別途料金が発生します。

割引を何も適用しない場合は基本料金は5,115円/月ですが、下記の通りPayPayカード払いやおうち光セット割、家族割引サービスの適用で割り引かれるので維持費を落とすのは比較的容易です。

また、Lプランは月間通信容量が1GB未満だと下表に加えて料金が-2,200円割引される仕組みもあるので、最低維持費は1,078円にもでき、Mプランと同様にフレキシブルに対応できるプランです。

最低維持費備考
基本料金5,115円
おうち光セット(A)-1,650円家族割引サービスと併用不可
家族割引サービス-1,100円おうち光セット(A)と併用不可
PayPayカード割-187円
割引後3,278円家族割引の場合は3,828円

各割引については後述していますのでご参考ください。

個人的にこのプランは中途半端な印象を受けます。私ならSかMプランの二択で、30GBやそれを超える通信を行うなら楽天モバイルもしくは3大キャリアの使い放題プランを契約するとおもいます。それほどに人を選ぶプランと言えるでしょう。

主要な割引サービス

Ymobileは割引サービスが充実しています。その中でも主要な割引サービスを下記4つ紹介します。

割引の種類

  • おうち光セット(A)
  • 家族割引サービス
  • PayPayカード割
  • データ通信1GB未満の割引

おうち光セット(A)

おうち光セット(A)は自宅の固定回線とYmobileのセット割引です。固定回線が「Softbank光」や「Softbank Air」ならば本割引を適用できます。

割引額は下記の通り大きく、Softbank光もしくはSoftbank Air1回線につき携帯電話回線10回線まで割引適用可能です。

プラン割引額
Sプラン-1,100円
Mプラン-1,650円
Lプラン-1,650円

嬉しいことに本割引は別居親族にも適用可能なので、例えば実家の親もOKです。

親族の親等は問われないので血縁が証明できれば割引適用可能です!

ただし、住所が異なる親族の場合は家族証明できる戸籍謄本などを持って手続きしなければならないので少し準備が面倒ではあります。

とは言え、1度適用してしまえば条件が整っている限り永遠に割引が適用されるので、非常にお得な割引制度と言えるでしょう。もしもYmobileの特にMプラン以上を1年以上使う見込みがあるならば本割引を適用するためにもSoftbank光もしくはSoftbank Airを契約することをおすすめします。

本割引は家族割引サービスと併用不可なのでご注意ください。

家族割引サービス

家族割引サービスはYmobile回線を2回線以上契約している場合に受けられます。家族の範囲はおうち光セット(A)と同じく別居親族(親等を問わず)もOKなので、実家の親にも割引適用可能です。ただし、割引適用可能な回線数は最大9回線ですし、どうしても1回線目(主回線)は家族割引サービスを受けられないことには注意しましょう。

割引額はプランに関わらず-1,100円です。Sプランならばおうち光セット(A)と同じ割引額になりますが、M及びLプランは若干割引額が劣ります。

なので、家族割引サービスの恩恵を最も受けられるのは「Sプラン」の契約者でしょう。

PayPayカード割

PayPayカード割はYmonbileの月額料金支払いをPayPayカードにするだけで毎月-187円の割引が適用される割引サービスです。

支払いを1枚のPayPAyカードに集約したとしても1回線ごとに割引を受けられますし、家族カードでも割引が適用されるので結構効果が大きいと思います。というのもPayPayカードは年会費や申し込み手数料など一切かからないので、持っておいて損は無いですから。

Ymobileの割引のためにPayPayカードを作って、後々他社に乗り換えしたとしてもPayPayカードを使わず放置していたとしても維持費を請求されることはありません。

PayPayカードの基本還元率は1%で、還元されるポイントはPayPayポイントなので使い勝手も抜群です。

よって、Ymobileを契約するなら必ず持っておきたいクレカです。

データ通信1GB未満の割引

データ通信1GB未満の割引はMプランとLプランのみに適用される割引サービスです。月間通信容量が1GBに満たない場合にのみ下記の割引が適用されます。

プラン割引額
Sプランなし
Mプラン-1,100円
Lプラン-2,200円

本割引を適用すると、MプランもLプランでもSプランと同じく最低維持費が1,078円まで落とせます。

ただ、MプランやLプランを契約するような大容量通信を求めている方が毎月1GB未満の通信容量で満足できるとは到底思えません。

本割引サービスの存在意義はMNPや新規契約時にMプランでもLプランでも安く契約特典を受けられるようになることでしょう。

というのも、YmobileはMNPや新規契約でスマホ本体の割引やポイント付与してくれることがありますが、そういった特典を受けるにはMかLプランで契約しなければならないことがほとんどです。

翌月以降は自由にプラン変更してもよいですが、本当は契約時からSプランにしたいという方は無駄に高い月額料金を払わなければならず困ると思います。

それの逃げ道として通信容量を1GB未満に抑えて本割引を適用すれば、無駄なくスマホ本体割引もYmobileの安価な料金設定も両取りできるというわけです。

主要オプション

Ymobileは複数のオプションを展開していますが、中でも人気なオプションを下記3つ紹介します。

中でもデータ増量オプションはYmobile契約時に特典を受けるための条件にされていたりするので、中身を理解しておくことは重要でしょう。

主要オプション

  • データ増量オプション
  • 通話オプション
  • エンジョイパック

データ増量オプション

データ増量オプションは毎月550円支払うことで、各契約プランのデータ通信容量上限を上乗せできるオプションです。

本オプションはYmobile側から全員にオプション契約してもらおうという意気込みを強く感じます。

というのも、新規契約の特典を適用するのに本オプションを契約必須にされていたり、初めて本オプションを契約する場合(解約後の出戻りならば再適用可能)は、6カ月間無料でデータ増量できるキャンペーンが開催されているので、契約者としてもメリットが大きい。むしろ、オプション契約しないデメリットの方が大きいので、Ymobile契約する人の殆どがこのオプションを契約していると思います。

肝心の中身は下記となっています。

プランデータ増量分増量後データ通信量
Sプラン+2GB6GB
Mプラン+5GB25GB
Lプラン+5GB35GB

特に恩恵が大きいのはSプランかなと思います。Sプランは最低維持費1,078円で持てますが、値段相応ではありますがデータ通信容量が4GBなことがネックでした。

そこで、データ増量オプションを契約することで6GBまで増量できるので結構な余裕が生まれますし、6か月の無料期間は最低維持費の1,078円で持てるので、他の格安SIMを圧倒するようなコスパを発揮します。

因みに普通にデータ通信容量を追加しようとすると下記料金が発生するので、場合によっては6か月の無料期間が流用した後も継続契約したほうがお得でしょう。

データ通信容量追加料金550円/0.5GB

都度購入で2GB追加するとしたら2,200円かかります。

よって、Ymobileが一押しするのがよくわかる高コスパオプションと言えるでしょう。

通話オプション

通話オプションは20分/月以上通話するならば契約をおすすめします。

Ymobileでは下記2つのプランが用意されています。

オプション名月額料金内容
だれとでも定額+880円/月10分/回無料
スーパーだれとでも定額+1,980円/月無制限無料

因みにYmobileの通話料金はオプション無しだと22円/30秒(44円/60秒)かかるので、損益分岐は下記通話時間になります。

オプション名損益分岐点
だれとでも定額+20分/月
スーパーだれとでも定額+45分/月

ただし、0570から始まるナビダイヤルなど定額対象外の電話番号があります。

仮にオプション契約なしで20分通話したとすれば44円×20分=880円なので、その時点で「だれとでも定額+」を契約したのと同等の通話料がかかります。また、45分通話したとすれば44円×45分=1,980円なので「スーパーだれとでも定額+」と同等の金額になります。

とは言え、今はLINEを使った通話が無料なので友達や家族との通話はそもそも無料で済みます。

本オプションを契約するのがおすすめな人は、飲食店や病院などに予約するのに電話をよくかける人や、企業などによく電話をかける人でしょう。

エンジョイパック

エンジョイパックはYahoo!ショッピング利用者ならば絶対に契約すべきオプションです。月額550円かかりますが、簡単に元が取れるのでかなりおすすめできます。

Yahoo!ショッピングと言えば、ポイント還元率を加味すれば楽天やAmazonよりも安価に商品を購入できることが多々ありますが、エンジョイパックを契約すればよりお得に商品を購入できます。

というのも、エンジョイパックは下記3つの特典があり、そのうち2つはYahoo!ショッピング関連の特典です。

特典

  • Yahoo!ショッピングの500円引きクーポンが毎月貰える
  • Yahoo!ショッピングのポイント還元率が+5%になる(月間還元上限:1,000pt)
  • Ymobileのデータ通信容量0.5GBが毎月貰える。

特に、Yahoo!ショッピングで使える500円引きクーポンが毎月貰えますから、実質月額利用料は50円と言っても過言ではありません。そのうえ、還元上限が1,000ptであるとはいえYahoo!ショッピングのポイント還元率が+5%になるので、うまくやれば950円相当の黒字にできます。

さらに、おまけレベルですが毎月0.5GBのデータ通信容量が貰えるので、特にSプランの方は恩恵が受けられるのではないでしょうか?

実際に管理人が契約してみた感想

実際に私はYmobileを契約して利用していますが、全く不満がありません。自宅や親族の固定回線がSoftbank光だったり、家族がYmobile回線を利用しているなら月額利用料金を最低維持費まで落とせる可能性大なので、そこら辺の格安SIMを契約するよりも満足度は高いと思います。勝負になるのはUQモバイルやPovo2.0、LINEMOくらいじゃないでしょうか?

私が契約しているのは「シンプル2」のSプランです。残念ながら自宅の固定回線はSoftbank光じゃないのでおうち割光セット(A)は適用できませんが、家族2人で契約しているので「家族割引サービス」が適用できており、2人目以降は1,100円引き/月の恩恵を受けられています。

もちろん、PayPayカードで支払っているので1回線につき187円の割引を適用できています。

データ増量オプションもまだ6か月の無料期間中なので、我が家の月額料金は下記構成で契約できています。

契約者Sプラン料金家族割引サービスPayPayカード割エンジョイパック合計
管理人2,365円なし-187円550円2,728円
2,365円-1,100円-187円なし1,078円

おうち割 ひかりセット(A)が適用できないので管理人の維持費は高めですが、エンジョイパックを毎月950円黒字化させているので、実質1,778円で使えてると考えてもよいかと思います。

そうじゃなくても2,728円+1,078円=3,806円で4GBの回線が2人使えるので満足しています。もしも家族が増えれば、家族割引サービスの恩恵を更に受けることが出来るので、よりお得に利用できることでしょう。

まとめ

YmobileはSoftbankの高品質な回線を使えるにも関わらず、最低維持費1,078円で持てる優秀ない回線です。

特にYmobileでおすすめできるプランは「Sプラン」です。Sプランはデータ通信容量が4GBと控えめですが、外出先ではネットサーフィンやSNS、LINE程度の利用であれば十分持つのではないでしょうか?

管理人も何度かMNPを繰り返してYmobileに出戻り利用しており、総利用期間は5年を超えていると思いますが、回線について不満に思ったことはありません。

是非この機会に検討してみてもよいのではないでしょうか?

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